シタデルカラーの使い方

シタデルカラーは水性アクリル塗料です。

水性なのでシンナー臭などの気になる匂いは全く無く、安全に使えます。

また普通の絵の具のように水道水でのばして使う事が出来るため簡単です。

その上、塗料の食いつきもよく、隠ぺい力が高いので下地の色を気にせずに塗る事が出来ます。

 


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01フタを閉じてよく振る

まずはフタを閉じたままシタデルカラーの上下をつまみ、手首のスナップを利かせてよく振ろう。

シタデルカラーは時間経過によって中身が沈殿して分離する。こうして振ってやれば撹拌されて中身がとろとろになり、問題なく使用できるぞ。金や銀などのメタルカラーの場合は、粒子が重く混ざりづらいので余計にしっかり振ろう。しかし、フタを開けて筆などでぐるぐるかき混ぜる方法は、泡が消えずにメレンゲ状になってしまうのでオススメできない。または、沈殿した塗料を効率よく混ぜてくれる、撹拌用の金属ボールなどを入れるのはオススメだ。その場合も混ぜる時はフタを閉じて塗料瓶ごと振ろう。

【SHADE】などの塗料はどろどろしておらず、水気が多いのであまり振らなくて良いと思いがちだが、実は逆だ。一見大丈夫に見えて、隠れて成分が沈殿していることが多い。このまま塗装してしまうと乾いた時に塗料の成分が分離して黒なのに白く固まったりする。それを防ぐためにも、親のカタキのようにがっつり振ろう!

 

※シタデルカラー「DRY」などのプリン状の塗料の場合は振る必要はないぞ。


02フタを開けて筆にとる

初めて開ける時は、フタと本体がくっついている。

これはそのまま力を入れてフタを押し上げれば自然と切れて外れるので、そのままフタを開けよう。塗料が飛び散らないようにゆっくり開けよう。フタを開けたら、軽く濡らした筆でひとすくい取ろう。このときに筆の根元まで塗料をつけると筆を傷める原因になる。なるべく筆の半ばまでを使ってすくいとろう。


03パレットに広げる

筆にとった塗料をパレットに広げよう。これから水を加えてちょうどいい濃さにするので、一旦筆についた塗料はパレットにおこう。シタデルカラーは乾燥が早いので、カラーは一度にたくさんパレットに出すのではなく、ちょっとづつ出そう。カラーを出したら面倒でもカラーのフタは閉めておこう。乾燥を防いでカラーの寿命を延ばしてくれるぞ。

パレットはペイント用のものならなんでもかまわない。ただしシタデルから専用の「ペーパーパレット」が出ていて、非常に使いやすいのでこれを使うのがオススメだ。シタデルカラーは乾いてしまうとそれをおとすのは非常に大変だ。プラスチックパレットなどは清掃が非常に大変なのであまりオススメしないぞ。ペーパーパレットなら付ける部分がなくなったら丸めて捨てればOKなので簡単だ。


04筆に水を含ませる

「ウォーターポット」に入れた水にほんの少し、筆の先端だけをつけて水を含ませよう。

写真のようにほんのちょっとで充分だ。あまり水をつけすぎると塗料と水が完全に混ざらずに筆ムラが出やすくなるし、多すぎる水気はミニチュアの上で塗料がはじかれてしまう。

塗料を非常に薄くしてグラデーションをかけるように塗りたい場合などは「ラーミアン・メディウム」という薄め専用の【TECHNICAL】のカラーがオススメだ。これはいわば透明なシタデルカラーのようなもので、これを混ぜることで均等に色が薄くなる。


05塗料をこねる

含ませた水とパレットに出した塗料を、筆でこねるようにして混ぜよう。

水と塗料が分離しないようにしっかりと。

この時に筆の根本まで塗料がつかないように注意しよう。くり返しになるが、筆の根本に塗料がつくと筆が一瞬で傷む。洗い切れなかった塗料が筆の内部で乾燥し、筆先が寝ぐせのように広がり戻らなくなるのだ。

ここでしっかりと塗料の濃さを調整しよう。カラーが濃すぎると塗膜がぼこぼこになって筆跡が残ったり、細かいディテールが塗料で埋まってしまったり良いことはほとんどない。写真のようにパレットに線を引いてみて、スッとひっかかりなく引けて、濃さが均一になるように調整しよう。濃すぎるよりも、薄すぎる方が取り返しがつくので、気持ち薄めを心掛けるのが良い。


06ミニチュアに塗装する

いよいよ塗装予定のミニチュアに色を塗っていこう。筆についた塗料がなくなるまで一気に筆を動かそう。筆に水気がなくなってきたら、ウォーターポットで水を含ませて、パレットでこねて塗ろう。

パレットの塗料がなくなったり、乾いてしまったら一旦筆を水で洗い、キッチンペーパーなどでふき取り塗料を一度取ってしまおう。こまめに洗うことで筆の劣化を防ぐ。それから改めてカラーを出す2からの行程に戻ろう。

シタデルカラーは乾くのが非常に早いので、二つのミニチュアを交互に塗ると乾燥を待たずに次々と塗ることが出来ます。 

※塗料が手などについた場合は、水気を含んだティッシュなどで強めにこすれば簡単に落ちます。べったり付いてしまった場合でもお風呂でお湯につけてこすれば簡単に落とせます。


シタデル・ペイントシステム

実際の塗装の仕方は「ペイントシステム」を参照してほしい。シタデルカラーにはその用途に応じて色々な種類の塗料がある。

これらを順番に塗っていく事で、簡単に立体的な塗装が出来るのだ!

はみ出してしまったら

ミニチュアは小さいので塗っていてはみ出てしまう場合もあります。

塗ってすぐの状態なら、濡れた綿棒などでふき取ることで解決できます。

ただし乾いてしまった場合、シタデルカラーは耐水性を持ちますので消すことは非常に難しくなります。その場合は後から正しい色を重ね塗りしてしまいましょう。シタデルカラーは隠ぺい力が非常に強い塗料なので、そこまで厚塗りしなくても下の色を容易に隠すことができます。

塗料を完全に落としたい場合は、中性洗剤をつけて歯ブラシなどでこすってください。

水よりもお湯の方が落としやすいです。

服についた場合は取るのが困難になるので、なるべくエプロンなど汚れても良い服装で塗ってください。


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